アスリートとボディメイクにおける筋トレの違いとは
こんにちは!
堺市堺区のパーソナルジムSAKURAのブログにようこそ!
今回はアスリートとボディメイクにおける筋トレの違いについてお話ししています。
是非最後まで読んでコメントお願いします!
筋トレという言葉は今や一般的になり、健康維持や美容目的、そして競技力向上のために多くの人が日常的に取り組むようになりました。しかし、同じ「筋トレ」といっても、その目的によって内容やアプローチは大きく異なります。特に「アスリート」と「ボディメイク」を目指す人では、トレーニングの方向性が根本から違います。本記事では、両者の筋トレの違いを明確にし、それぞれがどのような目的を持ち、どのような方法で体を鍛えているのかを詳しく解説していきます。
そもそも筋トレの目的とは
筋トレの目的は大きく分けると「パフォーマンス向上」と「外見の変化」の2つに分類されます。アスリートの筋トレは競技でのパフォーマンスを高めるためのものであり、ボディメイクの筋トレは見た目の美しさやバランスを整えることを目的としています。この目的の違いこそが、トレーニング内容・食事管理・休養方法のすべてに影響を及ぼします。
アスリートの筋トレ:競技力を高めるための機能的トレーニング
アスリートにとって筋トレは、試合で最高のパフォーマンスを発揮するための手段です。単に筋肉を大きくすることが目的ではなく、「どの筋肉を」「どのように」使うかが重視されます。
例えば、陸上選手であればスプリントの爆発的な瞬発力、サッカー選手であればキックや方向転換のスピード、野球選手であればスイングの安定性や投球動作の再現性が求められます。つまり、アスリートの筋トレは「競技動作に直結する筋肉の機能強化」を狙って行われるのです。
また、アスリートのトレーニングでは「筋力」「パワー」「スピード」「持久力」「柔軟性」「バランス能力」といった複数の能力を総合的に高める必要があります。そのため、フリーウエイトだけでなく、プライオメトリクス(ジャンプ系トレーニング)やメディシンボールを使った全身運動、体幹を安定させるファンクショナルトレーニングなども多く取り入れられます。
さらに重要なのが「動作の再現性」です。どれほど筋力が強くても、競技動作に生かせなければ意味がありません。そのためアスリートは、筋トレのあとに実際の競技動作を繰り返し練習し、筋力を技術に変換するトレーニングを重ねます。
ボディメイクの筋トレ:理想の体をデザインするための形づくり
一方、ボディメイクにおける筋トレは「見た目」を整えることが目的です。筋肉の大きさ、形、シルエット、バランスなど、美的な観点から身体をデザインしていきます。
ボディメイクの代表的な目標は「引き締まった身体」「くびれのあるウエスト」「丸みのあるヒップ」「逆三角形の上半身」など、人によって理想のスタイルは異なります。したがって、トレーニングも部位ごとの筋肉を意識して行うことが特徴です。
アスリートが「機能性」を追求するのに対し、ボディメイクでは「筋肉の形と大きさ」をコントロールすることが重要です。そのため、筋肥大を狙う中負荷・中回数(例:10~15回×3セット)のトレーニングが中心になります。
また、ボディメイクでは食事管理が極めて重要です。たとえば筋肉を大きく見せたいときは「バルクアップ期」として摂取カロリーを増やし、体脂肪を落としたいときは「カット期(減量期)」として摂取カロリーを抑えます。このように食事コントロールと筋トレを組み合わせることで、見た目に理想的な体型を作り上げていきます。
・トレーニング内容の具体的な違い
項目 アスリート ボディメイク
目的 競技力・動作の向上 外見の美しさ・筋肉の形
負荷設定 高重量・低回数(1〜6回) 中重量・中回数(10〜15回)
主な狙い 筋力・瞬発力・安定性 筋肥大・シルエット形成
種目選び 複合関節種目(スクワット、クリーンなど) 単関節種目も重視(レッグエクステンション、フライなど)
動作スピード 爆発的・瞬発的 ゆっくり・コントロール重視
食事管理 パフォーマンス重視の栄養補給 カロリーとPFCバランスを細かく調整
最終目標 試合で結果を出す 理想的な見た目を作る
この表からも分かる通り、両者の筋トレはアプローチが全く異なります。アスリートは「使える筋肉」を、ボディメイクは「見せる筋肉」を鍛えると表現するのが分かりやすいでしょう。
アスリートがボディメイクを意識するメリット
近年では、アスリートの中にもボディメイク的なトレーニングを取り入れる人が増えています。理由は、筋肉のバランスを整えることで動きの効率が上がり、ケガの予防にもつながるからです。
例えば、競技特性によって特定の筋肉ばかりを使うと、筋バランスが崩れやすくなります。そこで見た目のバランスも意識した筋トレを行うことで、姿勢改善やパフォーマンス向上を図ることができます。
逆に、ボディメイクを目指す人がアスリート的なトレーニングを取り入れることで、機能的で動ける身体を作れるようになります。美しい見た目だけでなく、力強く健康的な体を目指すことができるのです。
食事と休養の考え方の違い
アスリートは「トレーニングの成果を最大限に発揮するための栄養」を重視します。試合前後のコンディションを考え、炭水化物・タンパク質・ミネラル・水分補給などを計画的に摂取します。一方でボディメイクでは、カロリーのコントロールと体脂肪率の管理が最優先です。
また、休養の取り方にも違いがあります。アスリートは試合スケジュールや疲労回復を考慮し、回復トレーニングやストレッチ、アイシングなどを取り入れます。ボディメイクでは筋肥大を目的として「超回復理論」に基づき、トレーニング部位を分けて計画的に休ませるスプリット法が一般的です。
どちらの筋トレが正しいのか?
結論から言えば、どちらが「正しい」というものではなく、目的によって最適な筋トレは異なるということです。もしあなたが試合で勝ちたいなら、アスリート的な機能的トレーニングが必要ですし、見た目の変化を求めるならボディメイクの筋トレが適しています。
ただし、両者の要素をバランスよく取り入れることが、現代のトレーニングでは非常に効果的です。動ける体を作りながら、見た目も整える。この考え方が、健康的で長期的に続けられる理想の筋トレスタイルだといえます。
まとめ
アスリートとボディメイクにおける筋トレの違いは、目的とアプローチの根本にあります。アスリートにとって筋トレは競技で最高のパフォーマンスを発揮するための手段であり、動作の精度やスピード、持久力、安定性などを高めることが最優先です。単に筋肉を大きくするのではなく、実際の競技動作に直結する「使える筋肉」を育てることが重視されます。動作の再現性を意識し、瞬発力や機能性を鍛えるトレーニングが多く取り入れられ、スクワットやクリーンのような全身を使う複合動作が中心となります。食事面でもパフォーマンスを維持するためのエネルギー補給や栄養バランスが重要視され、試合や練習スケジュールに合わせて調整が行われます。
一方、ボディメイクの筋トレは外見の美しさを追求することが目的であり、筋肉の形やバランス、シルエットを整えることを重視します。見た目の変化を引き出すために中程度の重量で中回数のトレーニングを行い、筋肥大を促すことが中心となります。特定の部位を意識的に鍛えることで、引き締まった身体や理想的なラインを作り出すことが目的です。食事面では筋肉を増やす時期と脂肪を落とす時期を明確に分け、摂取カロリーや栄養バランスを細かく管理します。
両者の筋トレには明確な違いがありますが、根底にあるのは「自分の理想に向かって体を作る」という共通の意識です。アスリートは機能的で動ける身体を、ボディメイクを目指す人は美しく整った身体を追求します。どちらが優れているというものではなく、それぞれの目的に合わせた最適な方法を選ぶことが大切です。近年ではアスリートがボディメイク的なトレーニングを取り入れることで筋バランスを整えたり、ボディメイク志向の人が機能的トレーニングを行うことで健康的な体を目指したりと、両者の垣根は少しずつ薄れています。最も重要なのは、自分の目的を明確にし、それに合ったトレーニングと生活習慣を積み重ねていくことです。筋トレは目的によって形を変えながらも、自分の可能性を引き出すための最良の手段であることに変わりはありません。
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